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電圧発生(電子波水処理)装置の紹介

電圧発生(電子波水処理)装置(ME-5200-B)
標準構成 (1)ME-5200-B     本体 1台
(2)出力(電極)コード 10m 2本
(3)電源コード      2m 1本
(4)受信コード      5m 1本
入力電圧 AC100V±10% 単相50/60Hz
入力電流 100mA
外形寸法 180mm(幅)×263mm(奥行)×90mm(高さ)
本体重量 3.2kg
使用温度 -10〜40度C
使用湿度 80%以下(結露しないこと)
※電圧発生装置の名称は主に好気性微生物と併用して使う場合に用います。
ME-5200-B(大型装置)の特徴
1台のME-5200-B(大型装置)により、吸収冷温水機(300RT):冷却水・冷水・温水、3系統の水処理を同時に行うことができます。

取り付け方

(1)装置を機器中央近くに置きます。
(2)2個の電極は機器を挟むように機器本体左右上部約1mの空間にセットします(非接触)。
(3)受信コードを冷温水機本体又は本体側冷却水管フランジに結線(導通)します。

電子波は2個の電極から金属面全体(導通する機器本体・冷却水・冷水・温水管)に照射され、水に伝播・吸収されます。この空間照射タイプの画期的機能は、『2個の電極が処理対象機器を挟むことで、高いレベルの振動電子波による共振電界を創り出せることです。』

用途

全ての水処理用に使えます。

取り付け台数は、現状の問題点・改善目標・機器の種類・濃縮度合・補給水水質により決まります。装置の能力の目安は、エムイーバイオを併用する条件で次のようになります。

 吸収冷温水機  300RTあたり1台、900RTは3台。
 ターボ冷凍機  500RTあたり1台、1000RTは2台。
 コンプレッサー  1000kWあたり1台。
 密閉式冷却塔  200RTあたり1台、600RTは3台。
 大型水槽  水面の面積100m2当り1台。
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電子波水処理装置(ME-5050-B)
標準構成 (1)ME-5050-B     本体 1台
(2)出力コード      10m 1本
(3)電源コード      2m 1本
入力電圧 AC100V±10% 単相50/60Hz
入力電流 20mA
外形寸法 154mm(幅)×174mm(奥行)×110mm(高さ)
本体重量 1.7kg
使用温度 -10〜40度C
使用湿度 80%以下(結露しないこと)
ME-5050-B(小型装置)の特徴
取り付け方

装置の出力コードを対象管・機器の金属部に結線します。電子波はコード⇒結線箇所⇒金属部⇒水へ伝播・吸収されます。

用途

特に水道管の赤水解消・防止用に効果を発揮します。そして小型冷凍機器などにも使えます。

電子波は結線箇所の金属部の肉厚が厚くなると徐々に減衰します。赤水解消用として、装置の能力の目安は水道管径65Aまで1台、80A−2台、125A−3台、150A−4台となります。赤水問題が進行している給水管は、装置取り付け30分後から数日間、管内の赤錆表層の水垢・赤茶の細かい錆粒子が腐食の状態に応じて溶出します。

その対処として、各竪管系統末端の水栓から約1L/分の水を数日間流し続けると早くきれいな水に安定します。一般の配管又は錆の予防対策として取り付ける場合は、水を流す必要はありません。錆スケール層本体は、黒錆方向に還元され堅くなり保護層となりますが(写真(2)(4))、錆層が厚く、軟らかい場合、黒茶色・黒色化形成に時間を要します。そして、赤水は解消しても、錆スケール表層の薄い黒茶色がそれ以上黒色化しないこともあります。

鋼管(金属)を伝わる振動電子波は10mで消えますが、管内の水を伝播し、減衰、消滅していきます。

小型装置は、高周波方式ではないので大型装置のようなパワーはありません。機器用に使う場合、現場の条件・改善目標・装置能力を検討してください。冷却水用に使用する装置の目安は、バイオを併用する条件でターボ冷凍機150RTあたり1台です。
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●使用上の注意
装置は高度精密機器です。防塵・防水ボックスに収め、できるだけ直射日光を避けた室内に設置してください。
取扱説明書(ME-5200-B/ME-5050-B)を参照ください。
(現場例)
  1. 吸収冷温水機150RT×2台にME-5200-B×1台を取り付け、エムイーバイオを冷却塔2基に各1L投入。(実施日2001年7月5日11:00)
  2. 問題:スケールと腐食。場所は海岸に近く塩害あり。
  3. メーカテム取付前の立会い検査日:2001年5月10日。
  4. 取付後の立会い検証日:2001年10月29日。
  5. 検査方法:目視による凝縮器・吸収器チューブプレート、内視鏡によるチューブ内目視・撮影、冷却塔・充てん材外観、水質検査、燃料消費量、計器記録。
  6. 検査結果:良好。
  7. 水質分析例
  補給水
(7月5日10:00)
取付前の冷却水
(7月5日10:00)
15日後の冷却水
(7月20日10:00)
 外観 無色透明 微褐色及び沈殿物有り 無色透明
 pH 7.7 8.7 8.6
 電気伝導率(μS/cm) 178 866 1000
 濁度 1未満 3 1未満
 色度 1未満 9 5
 鉄(mg/L) 0.03 0.30 0.03未満
 総アルカリ度(以下同じ) 37.1 196 154
 塩化物イオン 12.5 84.1 120
 硬度 64.2 305 306
 カルシウム 16.1 114 123
 シリカ 28 164 174
 硝・亜硝酸性窒素 0.84 10.2 8.21
 COD 1.4 8.8 7.4


(5月10日)吸収器チューブプレート。冷温水機メーカーによる内視鏡撮影。スケールはセメント状、腐食でガスケットは使えない。 (10月29日)スケールはきれいに分解・除去。パッキン周囲内の赤錆は黒錆に還元。
(5月10日)凝縮器チューブプレート。特に下段のチューブ内のスケールはセメント状。腐食でガスケットは使えない。 (10月29日)スケールはきれいに分解・除去。パッキン周囲内の赤錆は黒錆に還元。特に上左右の角と下中央の黒錆が明確。
(5月10日)
写真(1)のポイントで撮影したチューブ内。
(10月29日)
写真(1)のポイントで撮影したチューブ内

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冷却水スケールが吸収式冷凍機(二重効用形)へ及ぼす影響

「ガス吸収冷温水機
新しい運転管理の実務」
(社)日本冷凍空調工業会
(1996)


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