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1.調査の経緯


写真1 S/電子波水処理装置5200(大型装置,左)と1/ポリ容器入りエムイーバイオ(右)
図1 大型装置5200取り付け図

今回の調査は、2003年1月に某独立行政法人から当社に「今まで採用してきたサンパールティ/電子波水処理装置(天然好気性善玉菌:エムイーバイオ併用-写真1、図1)を設置した冷却水・冷水系統の経過が良好なので、10年経過した給水管内を調査したい」との要請がきたことに始まる。

調査内容は、管内の状態の赤錆から黒錆への変化と、その黒錆が安定化しているかどうかの内視鏡によるモニター確認と、ビデオ・写真による記録を作成することである。水処理装置の用途は管端コアがない、もしくは不備な建物配管に対する管端部の防食(錆)対策である。背景として、1967年頃から水道管にライニング鋼管が、1975年頃には樹脂コーティング継手が使われ始めた。そして、80年代に入って登場した管端コアは、さまざまな改良が加えられ今日に至っている。その達成目標は、配管を建物の耐用年数まで使えるようにすることである。

配管には、冷却水や冷水のような循環式と、給水などの単管式の2種類がある。循環式配管は、循環するので装置の効果が早く判明する。それに比べると単管式配管は流速が遅く、滞溜時間があり、錆も軟らかく厚く形成されるので、装置取付け後、目視による錆の改善効果確認までに時間を要する。なお、鋼管と砲金製バルブの異種金属接続腐食については、バルブは交換できる場所にあるので特に問題にはならない。

装置から発信する波動(以下「Shindou」の頭文字をとり、「S波」と記す)は振動電界の電子波である。マンションの高置水槽の場合、装置(重さ数キログラム、消費電力AC10W)を水槽の外部下に設置し、S波を水槽・配管経由で水に伝播させることで、水槽以降の給水管系統の水処理を行うことができる。

  

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