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10.鉱物油の分解

一般の厨房の排水はグリーストラップ・ピットに写真7(前ページ)のように入れるだけで、効果は数ヶ月持続する。ビルの汚水槽も、工場の大きなばっ気槽も投入量が増えるだけで方法は同じである。悪い数値が驚くほど改善される。本格投入する前に写真8、9のような簡易試験を行うことをお薦めする。

写真8 写真9

エムイーバイオは、平成9年にメダカに影響はないという『LC50:ヒメダカによる急性毒性試験』、平成10年に活性汚泥の既存の善玉菌を阻害する要因は無いという『EC50:活性汚泥呼吸阻害試験』を受けている。

鉱物油は、防腐剤・殺菌剤を含有するので、バイオによる分解は難しいとされてきたが表1のような悪い環境でも有機物を無機物に変換する。これが好気性微生物達の魅力である。

(表1)
pH SS COD 鉱物油 動植物油 ヘキサン (単位mg/L)
(1) 5.9 9300 1300 1400 920 2300 (1):廃油、テスト前。(写真8)
(2) 7.1 940 770 760 520 1300 (2):72時間後、エムイーバイオのみ。(写真9の左ボトル)
(3) 7.0 780 780 360 240 600 (3):72時間後、エムイーバイオと
※空気活性用電子波を検体に照射。(写真9の右ボトル)
環境問題とは、有害化学物質・粒子の排出を減らしていくことです。できることから確実に実行するしかありません。善玉菌の好気性微生物の善いところは、入れすぎても、使いすぎても困ることがなく、規制もありません。それは空気の一部、身近に浮遊している存在だからです。
執筆者 アサヒ株式会社
代表取締役 社長
坂倉 康郎(さかくら やすお)

  

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